2013年01月05日

MC Jupiter9 85mm/F2

DSC02091.JPG
【SONY NEX-5N+OLYMPUS ZUIKO 50mm/F3.5 Macro】

ロシアレンズの中でも評判の良い定番のJupiter9 85mm/F2を手に入れてみた。
Sonnarのコピーとして有名なレンズである。

私が入手したのは、1993年製造のMCタイプのJupitor9。
レンズのマークから、LZOS(ルトカリノ光学硝子工場)製であることがわかる。

3群7枚構成かつF2レンズということで重量級レンズである。
見た目も前面のレンズのガラスが目立つ。
デザインは、まあ年代の新しいロシアレンズの悪い特徴である工業製品然とした無骨なもの(笑)。
同じ工業製品然としたデザインであるCarl Zeiss Jena DDR やPENTACONの前面デザインは私は何気に好きなんですが、こちらは、眺めても楽しくないデザイン(笑)ですね。

ソビエト連邦が崩壊したのが1991年だから1993年製造のレンズはかなり品質的に危ない気がしたが、無印よりもMCタイプが欲しかったんで意を決して入手した。

入手してまず感じたのは、
ロシアレンズ特有のグリス臭。
これがとにかく臭い(苦笑)。
(INDUSTAR 61L/Z 50mm/F2.8と全く同じ匂いw)

あと、レンズは問題無かったんですが、残念ながらヘリコイドと絞りはずいぶん渋い動き。
レンズの上下の取り外しが容易なんで早速外して、べっとり付いていた古いグリスをチマチマ清掃し、新しいグリスを塗り塗り。
ヘリコイド専用グリスは持ってないけど、自転車用のグリスならたくさんあるので、汎用のDuraグリスを使ってみた。
ヘリコイドは、まだ渋いながらも、まあまあガマンできるレベルになったけど、絞りは厳しい。
それよりも、これでやっとあの臭いレンズ臭がかなり減少してくれたのは嬉しい。

このレンズは、プリセット絞り。

プリセット絞りとは、手動絞りから自動絞りの間の過渡期的な機構である。
レンズには、「絞り値を設定するリング」と「絞り込みリング」の2つがある。
「絞り値を設定するリング」で絞り値を設定するが、実際には絞り羽根は動かない。
事前に「絞り値を設定するリング」で絞り値を設定し、撮影する時に「絞り込みリング」をひねることで初めて羽根が動く仕組み。
ちなみに「絞り込みリング」は設定した絞り値のところで止まる仕組み。
ファインダーを覗く時は、開放状態で明るい状態でのぞき込む事が出来るメリットがあるのと、手動絞りと比べてファインダーから目を離すことなく絞り込み操作ができることがこの機構の利点。

でも、プリセット絞りというのも何気に使いにくい。
しかも入手したJupitor9は、この「絞り値を設定するリング」がとにかく固い。
力を入れて動かすしかない状態。
撮影しながら固い「絞り値を設定するリング」をガチガチ動かそうとすると、M42マウントのネジの方が先に緩んでしまう有様。
これが初めてのプリセット絞りレンズなんで、他のものは知らないんですが、どう考えてもコレは固すぎのような気がする。

しょうがないので、レンズの印刷数値での絞りの読み取りは諦めて、「絞り値を設定するリング」はF16に固定し、「絞り込みリング」を動かすようにして使ってみている。

開放〜F4辺りまでは、輪郭が滲み柔らかくトロンとした写り。
開放F2ということで被写界深度がめっちゃくちゃ浅く、開放辺りは固い動きのヘリコイドのせいでピント合わせがかなり大変。
F5.6辺りまで絞ると結構キリッとした写りになってくれる。

DSC02102.JPG

DSC02117.JPG
【SONY NEX-5N+MC Jupiter9 85mm/F2】

レンズは重いし、ヘリコイドの動きは渋いし、絞りは固いし・・個人的に手持ちではなく三脚に載せて撮りたい位。
絞った時の写りは結構いいんだけど、重いこともあり持ち出すレンズとして中々選択することはなさそう。
私には使いこなせそうもないレンズだろうな。
posted by koro at 18:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 家電 PC カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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