見た映画は今更ながら「ヒトラー〜最期の12日間〜」。

以前より見たかったんですが、いつものようになんかんだ言って見に行く機会を逸してたんだけど、そろそろ都内での上映が終了しそうということで、今回は「"ポタリング"に行きたい気持ち」を封印して、映画を見にいってきた。
平日昼間に行ったこともあり、結構ガラガラなのかな・・・?なんて思ってたらそこそこ入っていたよ〜
濃い映画なのにそこそこ入っていることとはびっくり〜
(あとでwebを調べてみると封切りの時はかなーーーり混んでいた感じ・・・へええ〜こんな映画にも人が入るようになったんだ・・・席数がそれほど大きくない映画館ばかりだろうけどびっくりですね・・・)
公開開始から結構時間が経っているんで今更ながらのところがあるんですが感想を一つ。
組織終焉ってこんなもんだろうな・・・・って感じでした。
自分たちが信じていたモノが次々と崩れ落ちる・・・周りから人が去っていく・・・
残っているのは、徹底的に信じている人、または、去ることできず、かといって今まで通り信じることもできずに流れで残ってしまっている人たちだらけ・・・
リーダーは外を見ようとはせず精神的に内々に逃げ込んでいる・・・
でも外はいろんなことが吹き荒れている・・・
「ヒトラーの人間的側面を描いていこともあり、ヒトラー賛美につながる」的な意見も結構出されていたようだが、私が見る限りはそんな感じは受けなかった。
地下壕のヒトラーや将官たちの悲劇は外の(ベルリン市街)の市民、兵士達を踏みつけにした上で成り立っているに過ぎない・・・
血で血を洗う戦闘、ドイツ兵自身による市民の虐殺、逃げまどう市民、まだナチスを信じている少年とそれをとどめようとする少年の父親といった外(ベルリン市街)の状況を全く考えずに自分の狭い世界(地下壕)に対してのみ出されたヒトラーの人間性にしか過ぎないことに、この人間の浅さより一層描き出されていたように感じた。
特に自分の取り巻きの将官に自殺の約束をさせていたりした行為なんて、自分への忠誠心を意地でも守り抜こうとする浅はかさ以外の何者でもないと思った。
ベルリンから逃げなかったのは、逃げて連合軍に捕まる位なら死んでしまおう・・・どうせ死ぬなら取り巻きも一緒に巻き込んでしまおう・・・って感じだったのか???自分のことしか考えていなかったんでしょうね・・・。
最後まで忠誠を尽くしたゲッペルス一家の終焉が切ない限りであった。
なんで子供まで巻き込む必要があったのか・・・
悲しい限りでもある。それまで親のすることには従っていただろう子供の一人が睡眠薬を拒否する場面なんていたたまれなかったよ・・・
昔、ゲッべルス一家の遺体写真を見たことがあったが、忘れていたそれを思い出してしまった・・・丸焦げで小さくなったゲッベルス夫婦と服を着たまま亡くなっている子供達・・・・
「やっぱり戦争はよくない」とかの道徳的な感想というより、言葉には出てこないがこみ上げてくる何かがあった映画であった。なんか言葉にはしづらい・・・でした。

